腰痛とは?

腰痛 女性
腰痛 女性

腰痛の発症率は日本人男性1位、女性は肩こりに続いて2位に訴えの多い症状です。
腰痛の原因は様々であり、急に痛みが出る場合や慢性的な痛みを感じる時もあるなど、症状の現れ方も個人差があります。

腰自体に異常がなくても、職業、生活習慣、ストレスなどの要因が複雑に絡み、「腰の痛み」として現れることもあり、、自分の生活を振り返ることで、腰痛の原因を突き詰めることにもなります。
ここのお話では、「自分の腰痛は何が原因なのか?」を見つける情報がありますので、ぜひご覧ください。

腰痛になりやすい人とは?

腰痛にやりやすい人

慢性的に腰痛を感じる人には、ある共通点があります。
あなたは以下の項目に当てはまることはありませんか?

  • 同じ姿勢で長時間過ごしている
  • 運動不足で足腰が弱っている
  • 体が硬い・力が入りやすい、緊張しやすい
  • 重労働・運動のし過ぎで慢性的な疲労を感じている
  • 長時間、腰や足を締め付けるサポーターなどを着けている
  • 水分不足

3つ以上、当てはまることが多い人は、腰痛を引き起こしやすい状態になっています。
放っておくと、さらなる痛みに繋がることにもなりますので、1つずつ解消することが必要です。

腰痛にも種類がある?

腰痛にも、種類があります。
大まかに分けると、

  • 急性腰痛症
  • 慢性腰痛症

の2つに区分することができます。

急性と慢性では、原因や治療法が異なりますので、「自分がどの種類の腰痛なのか?」を見極めることが必要です。

急性腰痛とは?

腰痛 女性

一般的には「ぎっくり腰」と呼ばれることが多い腰痛です。

特徴としては、

  1. 発症して3ヵ月以内にきっかけがあった
  2. 腰への急激なストレスにより発症する
  3. 時間の経過とともに痛みが緩和する、

以上の3つが挙げられます。

どんな時に発症しやすいの?
  • 前屈みするとギクッとする
  • 転倒した際に痛くなった
  • 運動中に痛くなった
  • 掃除をしていると痛くなった

急性腰痛症の原因

急に腰が痛くなる女性

急激な痛みを感じる急性腰痛症の原因も3つ分けることができます。

  1. 椎間板の挟み込み
  2. 腰の筋肉の損傷
  3. 腰の靭帯の捻挫

それぞれ、症状や治療法が少しずつ違いますので、チェックしておきましょう。

①椎間板の挟みこみ

「椎間板」という背骨の間にあるクッションの役割も組織を、上下の背骨で挟み込んだ時に起こります。(机の引き出しが動かなくなったような感じ)

椎間板の挟みこみとは?

椎間板

椎間板とは、背骨と背骨を間にあるクッションの役割をしている組織です。

椎間板は、水分を含み弾力があります。(ナタデココのようなイメージのもの)

椎間板があるおかげでジャンプして着地しても、体にかかる衝撃が吸収できます。

クッション材の椎間板には、痛みを感じる神経が通っているので、痛みを感じます。

椎間板自体は、定期的に動くことで、中の水分の循環がよくなりますが、長時間の同一姿勢をとると、固まりやすくなります。

固くなると、形状を変えることができず、いざ動いたときに挟み込まれ、痛みを感じてしまうのです。

椎間板の挟みこんだ時の症状

動かす際に痛みを感じ、前にも後ろにも動けない状態になります。

椎間板には、痛みを感じる「痛覚」があるので、一部の椎間板を挟みこんでしまうと、「痛いから動かさないで!」と周囲の筋肉をガチガチに固めてしまうのです。

これが、いわゆる「固まった」という状態ですね。

椎間板の挟み込みの治療

2つの方法があります。

  1. 椎間板を正しい位置に戻す。
  2. 椎間板の動きを良くする。
    挟み込んだ状態から少しずつ刺激を加え、形状を整えながら挟み込みを外す必要があります。

わかりやすく動画にしました↓↓↓

椎間板は、水分を多く含んだ組織のため、形状が変わります。

定期的に動くと椎間板内の水分循環が良くなるので、少しずつ動かし、挟みこんだ状態から、正常な位置に戻すことが必要になります。

②腰の筋肉の肉離れ

腰の筋肉を痛める

普段より大きな物を持った、常に同じ部位に負荷がかかった、などの理由で腰の筋肉が肉離れを起こしてします。

「肉離れ」と聞くと、「太ももの筋肉」というイメージの方もいますが、腰も筋肉に囲まれているので、腰の肉離れがおきます。

肉離れの症状

腰を反る時のみ痛い。もしくはその逆です。

腰の筋肉は深い層と浅い層など、複数の筋肉がいくつも重なり合い構成されています。

好発部位は「多裂筋」という深い場所にある筋肉ですね。

多裂筋

肉離れを起こした部位によって症状が異なりますが、損傷した筋肉が引き延ばされるときに痛みが強くなるのが特徴です。

多裂筋が肉離れを起こした場合は、体を前に倒すと痛みが強くなり、反る時は痛みが少ないのが特徴です。

肉離れの治療法

筋肉の血流の循環を良くすることで、筋肉の治癒を促進します。

さらに、痛めやすい動作を無意識に繰り返していることもあるので、体の正しい動かし方を学習する治療をします。

テーピングを利用すると筋肉が動かしやすくなるため、さらに治療効果が高まります。

③腰の靭帯の捻挫

腰痛

動いた時に、腰の骨と骨の間にある靭帯を痛めることで発症します。

腰の靭帯を痛めた時の症状

どの方向に動かすのも痛みがあり、損傷している部位が熱を持ちます。

腰の靭帯は強靭のゴムのような組織が細やかに、背骨に付着することで、大きな負担に耐えられるようになっています。

しかし、強く、早い衝撃が同じ部位にかかり続けると靭帯でさえも痛めてしまうのです。

靭帯はレントゲンでは診断ができないため、MRIのような特殊な撮影でないとわかりません。

腰の靭帯

腰の捻挫の治療

損傷している靭帯の治癒を待ちながら、腹部のインナーマッスルを鍛えます。

靭帯は損傷して伸びた状態になると、以前より強度が落ちます。

そのため、腰周囲の筋肉でカバーするためにも、腰への負担が少ない動きの学習が必要です。

慢性腰痛とは?

慢性腰痛

発症して3ヵ月以上痛みが続いている腰痛のことです。

原因が特定できず長期化している状態ですね。

「非特異的腰痛」と呼ばれることもあり、原因が複数のものと絡み合っているため、特定が難しい症状です。

特徴
  • 動けないほど痛くはないが、ずっと痛い
  • 朝だけ痛い
  • 車の運転中が痛い
  • 歩く時だけ痛い

以上のような「動けるけど、この動きの時、特定の時間帯が痛い」という症状が特徴です。

慢性腰痛の原因

腰が痛い女性

慢性腰痛は複数の原因が相互して起きているため、特定が難しいです。

考えられる原因を1つずつ改善していき、症状の緩和を目指すことが必要です。

無意識にしていた習慣が、腰痛の原因だったということも少なくありません。

自分に当てはまるものをを確認してみましょう!

①血流が悪い

血流

長期間、同じ姿勢でいる、一部の筋肉に力が入り続けると、筋肉内の血流が悪くなります。

血流が悪くなると、痛みを感じる物質が腰周囲に集まることで腰痛の原因にもなります。

症状
  • 重だらしい
  • 常に腰に疲労感がある。

筋肉は伸び縮みの動きにより、全身の血流を循環させています。

筋肉の動きが少ないと、組織が酸素不足になり、痛みを引き起こしやすくなります。

②筋膜性

前屈硬い

筋肉が硬くなることで、起こる腰痛です。

特に、太ももの裏ふくらはぎが硬いことで起こります。

腰の筋肉は、太ももの裏とふくらはぎの筋肉と繋がっています。

前かがみになった際に、腰から太もも裏の筋肉(ハムストリングス)、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)、全てが伸びます。

しかし、腰以外のハムストリングスと下腿三頭筋が固いまま前屈すると、腰のみで支えてしまい、痛めてしまいます。

症状

前屈みの時に腰痛がある。

介護、荷物を持つ動作が多い職業の方に症状が多い。

③神経痛

坐骨神経痛

腰の神経が圧迫される、神経の血行不良で起こります。

神経も血流から栄養を補給しているので、腰周囲の血行不良でも神経に影響が出ます。

症状
  • 腰やお尻、太ももにかけてビリビリした感覚がある
  • 「重い感じ」がする鈍痛

重症化すると、足に力が入りづらくなる、など、足の筋肉にまで影響が出る場合もあります。

腰部脊柱管狭窄症も背骨の変形により神経を圧迫することで、神経痛を起こす症状の1つです。

 

④「腰に負担がかかる動かし方」をしている

床から物を持つ 

自ら間違った動かし方をして、痛みが出てしまいます。

例えば、

  • 物を運ぶ際に、片膝曲げてからとるか?
  • 前かがみになって物をとるか?

で腰にかかる負担が変わります。

片膝をついて物をとると、股関節を使って持ち上げるので、腰への負担が軽減します。

片膝着く (1)

日常で腰にストレスがかかる使い方を繰り返すと、痛みが慢性化するので、負担が少ない動作を少しずつ意識するといいでしょう。

⑤栄養不足

小食

栄養が足りず、組織の回復が間に合わないと、慢性的に疲労感が溜まった状態になります。

腰を支えるための筋肉や靭帯も、血流からの栄養によって日々新しく生まれ変わっています。

栄養のバランス良く体に摂り入れる事も腰痛対策の1つです。

特に、たんぱく質は筋肉を作るために必要な栄養素なので、肉、魚、卵、大豆製品は積極的に食べましょう。

⑥ストレス

ストレス

ストレスを感じると姿勢が丸くなったようになりがちです。

  • 筋肉が常に硬くなった状態
  • 血流が悪くなる
  • 腰に負担がかかりやすい姿勢
  • 痛みに敏感になる

以上のような状態になりやすくなります。

特に、「痛みに敏感になる」と些細な刺激にも体が反応して痛みを感じやすくなるのです。

姿勢が悪い_LI

あなたは左の絵のように猫背になっていませんか?

無意識になっている人は、自分では気づかないうちにストレスを抱えているかもしれません。

まとめ

自分の腰痛の症状はありましたか?

症状にあった治療を行うのが一番早く症状が良くなります。

急性腰痛症は、徐々に痛みが軽減していきますが、再度、痛める可能性があります。

慢性腰痛症は、原因が複数あるので、1つずつ解消していくと痛みが軽減していきます。

しかし、1つずつ確認するには時間がかかるため、専門家に診てもらうことが早期に痛みが緩和するでしょう。

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